インターネット中継で北見ばんえい競馬を観ていた。
http://www.banei-keiba.or.jp/live/index.php3「これはこれでおもしろいじゃないか」というのが僕の感想。
普段は平地競走しか見てないし、個人的にはスプリンターズステークス(G1、中山競馬場1200m)などの短距離戦が好きなので、スピードのあるレースしか見慣れてないが、このゆったりと進むレースを観るのも楽しい。「馬力」と言う言葉があるように、走るだけでない馬のもう一つの面が見れていいと思う。
なんでばんえい競馬の話をしているかというと、このばんえい競馬がな くなってしまう可能性が高まったからだ。
約300億円もの累積赤字を抱える北海道のばんえい競馬存廃問題で、単独での開催には慎重だった帯広市が提案した帯広、岩見沢の2市共催案の受け入れを、岩見沢市側が困難との見解が大勢を占める結果となり、ばんえい競馬は廃止の方向が強まったらしい。ばんえい競馬は現在4市での開催体制だが、旭川市と北見市は2007年度より開催しない意思を表明しており、岩見沢市が開催されないことになると帯広市も開催出来ないことになるだろう。
北海道新聞の記事によると、三市では旅費などの経費削減効果が限られ、一市では規模縮小が避けられず、大幅な人員整理につながりかねないために、二市開催が望ましいのだとか。
http://www5.hokkaido-np.co.jp/motto/20060304/しかし、簡単に廃止と言っても補償問題が関わってくる。競馬場を廃止すれば、 馬主、調教師、厩務員、騎手などに多額の補償を支払 わねばならないのだ。旭川競馬場は平地競走が行われているので競馬場はなくならないだろうが、ばんえい競馬の関係者への補償は行われて当然だろう。ホッカイドウ競馬の経営悪化により平地競走を廃止した岩見沢競馬場と帯広競馬場、そしてもともとばんえい専用だった北見競馬場は姿を消すことになる。
しかし巨額の赤字を抱えるホッカイドウ競馬がそんな補償問題に対応出来るのだろうか?まさか、中津競馬場廃止時の悪夢がまた甦るのか?
http://homepage3.nifty.com/baji/cl/clnakatu.htmJRAにも言えるのだが、稼いでくれるのは馬なのだ。人間と馬を同一線上で考えてほしいのだ。馬の補償も出来ないようなら、そんな人たちは競馬関係者でいてほしくない。
こればっかりは見守るしかないのだが、廃止がやむを得ないというのであれば、ファンを含めみんなが納得出来るような形で終わりを迎えられるようにしてもらいたい。
posted by がんげん (A.G.I.) at 14:15
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